普段親子の仲が良い人であってもその逆であっても、外国人の恋人を紹介するとなると両親がどのような反応をするかわからず不安が頭をよぎってしまう人も多いのではないでしょうか。
結婚が決まった時点で紹介するべきか?
もし反対されたらどうしよう?
いつ、どのような形で紹介するのが良いのか悩んでしまい、結局報告や紹介を先延ばしにしてしまっている人もいると思います。

タイトルにもある通り、私は交際1ヶ月で両親に紹介する決意をしました。
人生で恋人を紹介したのは彼が初めてだったので、両親にとっても初めての紹介が外国人というのは衝撃的だったと思います。
結果彼を気に入ってくれましたが私が実践した、両親に紹介する際に気をつけたポイントが3つありますので紹介します。
「これから外国人パートナーを両親に紹介する予定だけど不安!」
「反対されるのが目に見えてる!」
と思っている方、ぜひ最後まで目を通してみてください!
Contents
両親へ紹介のきっかけやタイミング
交際を報告するタイミングは非常に難しく感じると思います。
「まだ結婚の話も出ていないから紹介する必要はない」
「早い段階で紹介して仲良くなってもらおう」
両者とも良し悪しがあります。
私が交際1ヶ月にして両親に彼を紹介する決意をしたのは
- 結婚前提の付き合いだから
- 真剣に交際しているから
- 理解し合えるまでに時間がかかるかもしれないと思ったから
出会いのきっかけや交際の始まり方については、アメリカ人彼と出会った職場恋愛をシェア!で綴っていますのでそちらをご覧ください。

自分たちの交際は真剣であること、この先家族になる人だから早めに会わせておこうという思いが強かったため、思いきって交際の報告をしました。
しかしながら
「そんなに早く紹介しても、もし別れることになったら紹介した意味がなくなるのではないか?」
と思う人も居ると思います。
その時はその時だと私は若干開き直って居ます…。
前述の通りこれまでの人生で両親に恋人を紹介したことはなく、彼が初めてでした。
え…本当かい?どんな人!?それならまず会わせろー!
By 母
国際恋愛など他人事だと思っていた両親は非常に驚いていました。(想定内の反応)
どちらにしても早く紹介した方が良いと思ったのは明らかでした。
紹介の際に気をつけた3つのポイント
両親に彼を紹介した際に気をつけたポイントがあります。
どの家庭にも当てはまるわけではないと思いますが、一例として参考にしてもらえればと思います。
紹介前から余計なイメージを抱かせない
報告はまず母親にしました。(ちょっと外堀を固めたかったので)
母親にLINEで報告したことをきっかけに、父親にも知れ渡りました。
突然の娘からの交際報告を受けた両親はてんてこ舞い。
いつからなの?名前は?どこの出身?
案の定質問攻めになりました。
とにかく不安な両親はありとあらゆる情報を私からかき集めたい。
その思いは十分に伝わりましたが正直なところ、メッセージで伝えても向こうの良いように解釈されて妄想が膨らむばかり。
そして質問はキリがない。
ちょっと酷な娘ではありますが名前や出身、出会いのきっかけなど今教えておいた方が良さそうな情報を3、4点に絞り後はこう言いました。
今度会わせるから質問があるならその時に私や本人に直接聞いて!
こんな風にバッッッサリと切りました。

「好印象を残そうとするなら、なるべく多い情報を与えてあげた方が両親も安心するのでは?」
と思う人も居るでしょう。
しかし、私の場合は近日彼を会わせるためにまず報告をしたのです。
とにかく会った際にたんまりと聞くから、そこで自分の口から直接私または彼に質問をして欲しかったのです。
メッセージだけで情報を伝えても何か誤解を与えてからではそれこそ会うまでの印象が悪くなってしまう。
聞きたいことはノートにでも書き留め、目と目を見て話せる時にたっぷり聞く方が大事だと考えました。
報告してから実際に会わせるまでの期間は2週間程度だったので、あまりもったいぶることはなかったと思っています。
「せめて写真を送ってくれ」と言われたので彼と写っている写真を送りました。
ただ、彼がふざけて写っている写真しかなくそれを送ってしまったので、もちろんファーストインプレッションは良くありませんでした(笑)


写真を送る際は、絶対に写りの良いものを選んだ方が良いですよ!
本人から説明することを大事にした
当日までに両親がどのような人か彼には説明しておき、写真も見せておいたのである程度イメージできていたのかもしれません。
両親と初対面の日、彼はそこまで緊張していませんでした。
日本語がわかるということもあり、彼は両親からの質問に全て受け答えできていました。
もし言葉が通じなかった場合、必ず自分が通訳することになると思います。
それでも1つ1つの質問にはまずパートナーが自分の言葉で返答することが大事だと思っています。
自分が答えられそうな質問でも彼に伝え、彼の意見を言葉にしてもらう。
その後に通訳してまた両親に伝える。
両親に紹介した時どのような質問をされるのか、何か反対されることがあるのか、正直ドキドキしました。
自分で答えられる質問もありましたが、彼から説明をする方が自分の意志で説明をしている姿勢も見せられると思ったので余計な口は挟まず彼に任せました。
通訳するのは自分であっても、どちらも質問は相手の目を見てすることが大事だと思います。
紹介する理由や意志が固まっているか
私は、両親に彼/彼女を紹介するタイミングに正解はないと思っています。
考え方も受け取られ方も皆それぞれ。
それよりも、自分たちの意志(交際や結婚の)が固まっているかどうかだと思います。
- 家族ぐるみで仲良くしたいから
- 結婚前提の付き合いだから
- 真剣交際だから
- 国際結婚することが決まったから
- 移住を検討しているから
海外では気軽に恋人を両親に紹介して家族ぐるみで付き合うことが一般的だったりしますが、日本では恋人の紹介=真剣交際と捉えらえられることの方が多いと思います。


どんなきっかけであっても、紹介する理由がハッキリしていることや意志が固まっていることは非常に大事です。
自分の意見をしっかりと持っている人はまっすぐ相手の目を見ます。
もし両親に交際を反対されたとしても、少なくとも自分の意志を伝えようとするはずです。
自信がない人、嘘を付いている人は、上を向いたり節目がちになったり、ソワソワしたりと行動や仕草に現れます。
反対されても簡単に別れるほどやわな交際ではないのだと、互いに認識した上で両親に紹介するというのは最低限確認すべきポイントですね。
両親の反応
国際恋愛/結婚にも疎く、英語は全くわからず言わばステレオタイプな両親。
それでも直接彼に会って質問したかったことを全て聞けたのと納得いく応えが返ってきたので、すっかり笑顔になりました。
そして両親が1番知りたかったこと、それは
何故うちの娘なの?どこが良かったの?
です…。

両親としては、ワーホリ経験のある私が外国人を選んだのは少なからず理解できたが相手が何故娘を選んだのかは全く検討がつかない様子でした…。
ごもっともな質問ですが、もぅ少しましな聞き方はなかったのか?と思います…。
もし反対されてしまったら?
国際恋愛/結婚は日本に限らずどこの国であっても反対されるカップルが多くいます。
TVでも時々取り上げられていますが、中には勘当されてしまった人もいるようです。
それでも反対を押し切って結婚に踏み切るのは何故か?
それは愛する人だからですよね。
何よりも大切で、自分にとってかけがえのない存在だから。
大切に育てた子供が遠い異国の地に行ってしまったり言葉の通じない人と結婚することに抵抗があるという考えの親は多いでしょう。
両親もかけがえのない存在ですが、あなたの人生はあなたのものであって誰かと共有するための人生ではありません。
親子であっても人生はそれぞれ別物、それが理解されていないと反対されてしまうのだと思います。
私は両親と仲が良く幸い大きなケンカもしてきませんでした。
しかし、常々両親には自分の人生観を語ってきました。
その中で、自分の人生は自分の意志で決めるということも言葉にしてきました。
「もし両親に反対されたらどうしよう?」
と不安が募る人も居ると思いますが、大事なのはあなたがどうしたいかではないでしょうか。
国際結婚となれば苦渋の決断も必要になるでしょう。
両親とパートナーを天秤にかけなければならない時があった場合、どちらを選ぶにしても答えを出すのは自分です。
その覚悟がなければ国際結婚をするにはまだ早い段階かもしれません。
まとめ
国際恋愛/結婚の報告を両親にするのは、不安要素が多くて気が進まないと思ってしまうでしょう。
ベストなタイミングは人それぞれですが、少しでも円満に紹介ができるように事前にポイントを3つ抑えておくと良いと思います。
- 紹介前から余計なイメージを抱かせないこと
- パートナーの口から説明することを大事にすること
- 紹介する理由や意志が明確であること
私の場合直接両親に会わせることが前提だったので、必要最低限の質問以外はメッセージで受け付けませんでした。
反対されるかもしれないという不安はありましたが何よりも大事にしたことは、パートナーに直接会って自分で質問をしてもらうこと。
自分が答えられる質問であっても、言葉の壁があったとしても、パートナーが自分の意見を述べることを優先させました。
両親が与えてくれた人生であっても、その人生の主役は自分です。
例え反対されてしまったとしても、自分の気持ちを素直に伝えてみてください。
理解してもらえるまで時間がかかることもあると思います。
説得が上手くいかなくてもそれでも一緒に居たいと思える人なら、その意志の強さを証明していくしかありません。
アメリカ人彼の実家へ挨拶に行った時のエピソードは外国人彼の実家に挨拶で食中毒!失敗から学ぶ賢い旅行術!で綴っていますのでそちらもぜひご覧ください。